血流がわるい
これが、筋肉の固まる理由です。
血管の血流ではありません。
お間違いなく、
筋肉の血流です。
つまり、
首の筋肉の血流がわるい。
だから、首の筋肉が固まるのです
これが首こりです。
固まる、
動きづらい、
冷える、
しびれる、
けいれんする。
これらの筋肉トラブル。
「筋肉の血流がわるい」
すべて、これが原因です。
では、なぜ、
筋肉の血流がわるくなるのでしょうか?
筋肉の固まる図式
じっとしてい
↓
血流が悪くなる
↓
筋肉が固まる
これが筋肉の固まる図式です。
つまり、
「じっとしている」
これが、筋肉の血流がわるくなる原因なのです。
例えば、
長電話したことありますか?
![](https://muscle-muscle.net/wp-content/uploads/2021/11/20211108082242.png)
ひじを曲げたまま、
1時間、2時間・・・
![](https://muscle-muscle.net/wp-content/uploads/2021/11/20211108082340.png)
ひじを伸ばすと痛い。
こんな経験ありませんか?
ひじの曲げ伸ばしをする筋肉が固まったのです。
また、
イスに座って長時間。
腰が曲がったまま固まって、
伸びない。
これも同じです。
では、なぜ、
じっとしていると、固まるのでしょうか?
筋肉のポンプ作用
筋肉の血流は、ポンプ作用で生まれる。
「伸びて吐き出し、縮んで吸い込む」
これが筋肉のポンプ作用です。
筋肉が伸びたとき、古い血液を吐き出します。
筋肉が縮んだとき、新しい血液を吸い込みます。
このポンプ作用で、筋肉に血流が生まれるのです。
動かないで、じっとしている。
筋肉は伸び縮みをしないのです。
つまり、ポンプ作用が働かないのです。
ポンプ作用が働かないから、血流がわるいのです。
では、なぜ、
血流がわるくなると、筋肉は固まるのでしょうか?
酸素とブドウ糖の欠乏
これが、筋肉が固まる原因です。
では、その理由の解説です。
つぎの式をご覧ください。
C₆H₁₂O₆ + 6O₂ → 6H₂O + 6CO₂ + 38ATP
- C₆H₁₂O₆ ブドウ糖
- 6O₂ 酸素
- 6H₂O 水
- 6CO₂ 二酸化炭素
- 38ATP エネルギー
ブドウ糖 + 酸素 → 水 + 二酸化炭素 + 38ATP
この式は、「好気呼吸」と言います。
高校理科の生物で学習します。
ちょっと、むつかしい話になってます。
なので、
わからない人はすっ飛ばしてください。
ただ、つぎのことだけは、忘れず頭に入れてください。
● じっとしている → 血流がわるくなる → 筋肉が固まる
● 筋肉の血流を改善する → 筋肉のトラブルは消失する
それでは、むつかしい話を再開します。
酸素とブドウ糖の欠乏が、筋肉トラブルの原因という話です。
ポイントは、38ATPです。
酸素とブドウ糖で生まれた 38ATP です。
この38ATPは、筋肉の生体エネルギーです。
※ ATP(Adenosine TriPhosphate )とは、アデノシン三リン酸のことです。
つぎの2つに、このエネルギーは使われます。
- 熱エネルギー
(36~37°の体温を維持するために使われる) - 運動エネルギー
(筋肉が伸び縮みするために使われる)
熱エネルギーが不足すると、筋肉は冷えます。
運動エネルギーが不足すると、筋肉は伸び縮みできません。
つまり、固まるのです。
酸素とブドウ糖の欠乏。
言い換えれば、血流不足。
これが、筋肉の固まる原因なのです。
では、どうすればいい?
血流を改善すればいいのです。
しかも、筋肉の血流です。
血管の血流ではありません。
首こりになった筋肉の血流改善です。
つまり、
胸鎖乳突筋の血流改善をする。
斜角筋の血流改善をする。
頚板状筋の血流改善をする。
頭板状筋の血流改善をする。
肩甲挙筋の血流改善をする。
首こりを感じる筋肉の血流を改善すれば、いいのです。
そうすれば、首こりはよくなります。
でも実際、筋肉の血流改善って、
どうすればいいのでしょうか?
ご安心ください。
血流改善のやり方があります。
くわしいことは、つぎのリンクページをご覧ください。
![](https://muscle-muscle.net/wp-content/uploads/2021/12/1.首こり・血流改善●ワクなし1200×630-1-160x90.png)
結論
(結論)
首の筋肉が固まる首こりは、血流不足による酸素とブドウ糖の欠乏が原因です。
(まとめ)
首こりの原因は、血流不足で首の筋肉が固まる
首こりの治療は、首の筋肉の血流を改善する
<了>