血流がわるい
これが、筋肉の固まる理由です。
血管の血流ではありません。
お間違いなく、
筋肉の血流です。
つまり、
首の筋肉の血流がわるい。
だから、首の筋肉が固まるのです
これが首こりです。
固まる、
動きづらい、
冷える、
しびれる、
けいれんする。
これらの筋肉トラブル。
「筋肉の血流がわるい」
すべて、これが原因です。
では、なぜ、
筋肉の血流がわるくなるのでしょうか?
筋肉の固まる図式
じっとしてい
↓
血流が悪くなる
↓
筋肉が固まる
これが筋肉の固まる図式です。
つまり、
「じっとしている」
これが、筋肉の血流がわるくなる原因なのです。
例えば、
長電話したことありますか?
ひじを曲げたまま、
1時間、2時間・・・
ひじを伸ばすと痛い。
こんな経験ありませんか?
ひじの曲げ伸ばしをする筋肉が固まったのです。
また、
イスに座って長時間。
腰が曲がったまま固まって、
伸びない。
これも同じです。
では、なぜ、
じっとしていると、固まるのでしょうか?
筋肉のポンプ作用
筋肉の血流は、ポンプ作用で生まれる。
「伸びて吐き出し、縮んで吸い込む」
これが筋肉のポンプ作用です。
筋肉が伸びたとき、古い血液を吐き出します。
筋肉が縮んだとき、新しい血液を吸い込みます。
このポンプ作用で、筋肉に血流が生まれるのです。
動かないで、じっとしている。
筋肉は伸び縮みをしないのです。
つまり、ポンプ作用が働かないのです。
ポンプ作用が働かないから、血流がわるいのです。
では、なぜ、
血流がわるくなると、筋肉は固まるのでしょうか?
酸素とブドウ糖の欠乏
これが、筋肉が固まる原因です。
では、その理由の解説です。
つぎの式をご覧ください。
C₆H₁₂O₆ + 6O₂ → 6H₂O + 6CO₂ + 38ATP
- C₆H₁₂O₆ ブドウ糖
- 6O₂ 酸素
- 6H₂O 水
- 6CO₂ 二酸化炭素
- 38ATP エネルギー
ブドウ糖 + 酸素 → 水 + 二酸化炭素 + 38ATP
この式は、「好気呼吸」と言います。
高校理科の生物で学習します。
ちょっと、むつかしい話になってます。
なので、
わからない人はすっ飛ばしてください。
ただ、つぎのことだけは、忘れず頭に入れてください。
● じっとしている → 血流がわるくなる → 筋肉が固まる
● 筋肉の血流を改善する → 筋肉のトラブルは消失する
それでは、むつかしい話を再開します。
酸素とブドウ糖の欠乏が、筋肉トラブルの原因という話です。
ポイントは、38ATPです。
酸素とブドウ糖で生まれた 38ATP です。
この38ATPは、筋肉の生体エネルギーです。
※ ATP(Adenosine TriPhosphate )とは、アデノシン三リン酸のことです。
つぎの2つに、このエネルギーは使われます。
- 熱エネルギー
(36~37°の体温を維持するために使われる) - 運動エネルギー
(筋肉が伸び縮みするために使われる)
熱エネルギーが不足すると、筋肉は冷えます。
運動エネルギーが不足すると、筋肉は伸び縮みできません。
つまり、固まるのです。
酸素とブドウ糖の欠乏。
言い換えれば、血流不足。
これが、筋肉の固まる原因なのです。
では、どうすればいい?
血流を改善すればいいのです。
しかも、筋肉の血流です。
血管の血流ではありません。
首こりになった筋肉の血流改善です。
つまり、
胸鎖乳突筋の血流改善をする。
斜角筋の血流改善をする。
頚板状筋の血流改善をする。
頭板状筋の血流改善をする。
肩甲挙筋の血流改善をする。
首こりを感じる筋肉の血流を改善すれば、いいのです。
そうすれば、首こりはよくなります。
でも実際、筋肉の血流改善って、
どうすればいいのでしょうか?
ご安心ください。
血流改善のやり方があります。
くわしいことは、つぎのリンクページをご覧ください。
結論
(結論)
首の筋肉が固まる首こりは、血流不足による酸素とブドウ糖の欠乏が原因です。
(まとめ)
首こりの原因は、血流不足で首の筋肉が固まる
首こりの治療は、首の筋肉の血流を改善する
<了>